長野と軽井沢を走る観光列車「ろくもん」オススメの楽しみ方! レストラン列車の食事や車内の様子、車内販売メニューやグッズ、指定席やツアーの料金やいつから予約できるか実際のトコロを解説!
「ろくもん」は、長野と軽井沢を結ぶしなの鉄道の観光列車です。信州産の木材をふんだんに使った温もりある空間が特徴で、沿線の美食を堪能できるレストラン列車としても人気を集めています。
この記事では、実際に「ろくもん」に乗車した経験を元に、初めての方でも安心して楽しめるよう、車内の様子や料理付きプランで頂ける絶品料理や楽しみ方、指定席プランの違い、予約のコツまで詳しく解説します。
料理付きプランでは、沿線の名店が監修した本格的なコース料理が提供されます。
往路と復路で料理が異なり、洋食のコースや創作和食など、いずれも料理は車内で温かい状態で提供され、ドリンクやデザートまで地元食材にこだわった内容。まさに“走るレストラン”です。
車窓からは浅間山や千曲川、田園風景など信州らしい景色が広がります。一部の停車駅では長めの停車時間があり、地元の人のおもてなしやお土産販売があることも。
私が乗車した際は、沿線の保育園児が手を振ってくれる心温まるシーンもありました。
ろくもんは3両編成で、車両ごとに雰囲気が異なります。
号車 | プラン | 特徴 |
---|---|---|
1号車 | 指定席プラン専用 | 2,4人掛けテーブル席 車内販売カウンターとキッズスペースも |
2号車 | 料理付きプラン専用 | ラウンジ風のカウンター席&ソファ席 |
3号車 | 料理付きプラン専用 | 障子と檜の和風コンパートメント(半個室) |
プランごとに号車が割り当てられており、指定席プランでは軽井沢方の1号車、料理付きプランでは2・3号車が利用可能です。座席は予約時に選べます。
まずは、1号車の車内や座席をご紹介します。こちらは指定席プランで利用できる座席です。
続いて、2号車です。2号車からは食事付きプランで利用できる座席です。
最後に、3号車です。こちらはプライベート感もある2人掛けのコンパートメント席が魅力です。
食事付きプランでは複数の座席タイプがありますので、旅のタイプに合わせて選べます。
また、車窓の面でオススメの座席位置ですが、左右で大きな有利不利はありません。具体的には、浅間山や上田城跡は長野を向いた進行右側、千曲川は進行左側でどちらにも見どころアリです。
なお、座席にコンセントやWi-Fiなどの設備はありませんでした。
1号車には車内販売カウンターがあり、ソフドリ・アルコールそれぞれ多彩なメニューのほか、ファイルや小物、長野名物の七味のオリジナルパッケージなど、ろくもんのオリジナルグッズも購入できます。
また、途中停車駅では温泉まんじゅうや上田で有名な「みすず飴」など、地元銘菓の販売もあり、旅の楽しみに花を添えてくれます。
料理付きプランでは、沿線地域の食材をふんだんに使ったコース料理が提供されます。
往復でプランが異なり、午前の往路(軽井沢→長野)では洋食コース、午後の復路(長野→軽井沢)では和食のコースを楽しめます。
ウェルカムドリンクは地元ワインやクラフトビール、ジュースなどから選べ、お土産も付いてきます。
※メニューはリニューアルされることがありますので、予約の際にご確認ください。
また、一部日程で開催される「姨捨ナイトクルーズ」では、日本三大車窓の一つを眺めつつ、ワインと食事を楽しむ特別なプランが催されます。
ここからは、旅の計画で重要な予約方法や予約開始日をご紹介します。
この列車は、プランごとに予約開始日が異なります。
プラン | 予約開始日 | 予約締切日 |
---|---|---|
食事付きプラン | 2ヶ月前の1日10時から | 7日前まで |
姨捨ナイトクルーズ | 同上 | |
指定席プラン | 1か月前同日10時から | 前日まで※ |
※指定席プランのみ、当日空席があれば、長野駅や軽井沢駅などのしなの鉄道窓口でも販売有り。
ネット予約は、しなの鉄道の「ろくもん」の公式ページ[1]から簡単に行えます。
ろくもんの「料理付きプラン」は非常に人気で、休日、特に連休はすぐに満席になることが多いため、旅行日が決まっている場合は、予約開始日に申し込むのがベストです。特に、複数人での利用や希望の座席がある場合は、早めの行動が肝要です。
あいにく満席となった場合も、締め切り日までにキャンセルが出ることもあるため、公式予約ページを定期的にチェックするのも有効です。また、都合がつくならば、比較的空席がある平日便を狙うのも手です。
ここまで、主に料理付きプランを中心にご紹介しましたが、最後に指定席プランについてもご紹介します。
「指定席プラン」は料理付きプランとは異なり、1号車限定で利用できる座席指定型の乗車プランです。乗車券+指定席料金で乗車でき、食事は含まれませんが、車内販売の利用や持ち込みもOKです。リーズナブルにろくもんを体験したい方にぴったりの選択肢です。
また、指定席プランでおすすめなのが、事前予約制のろくもん特製弁当です。
沿線の銘店が手掛ける特製のお重タイプのお弁当は、ここでしか食べられない逸品です。弁当は乗車日の5日前までに電話予約が必要で、キャンセルは不可となるためご注意を。
いかがでしょうか? この記事が、皆さんの長野旅行計画の参考になれば幸いです!