九州で泉質重視の”本物の温泉”のオススメと探し方解説! 指宿や雲仙、別府、湯布院などの有名温泉地に加え、穴場のオススメ名湯と見つけ方を九州温泉道の最高位「泉人」が解説!
「日々のリフレッシュに、次の旅先どこに行こう…」そんな旅の計画に迷ったとき、九州の温泉はいかがでしょうか? 豊かな自然に囲まれた九州には、泉質の優れた名湯が各県に数多くあります。
一方で、どの地域の温泉が良い温泉なのか…温泉地は決めたけどどこがオススメの温泉だろう…といった場所選びの悩みも多いですよね。
この記事では、九州で泉質にこだわった本格派の温泉をまとめた「九州温泉道」を活用した名湯の探し方を解説するとともに、実際に九州温泉道で88湯を踏破した最高段位“泉人”が、オススメの温泉と楽しみ方を日帰り温泉の観点で解説します。
この記事のメインテーマ「九州の名湯温泉の探し方」ですが、”九州温泉道”の対象施設から選ぶと手軽&間違いありません!
対象の温泉が公式サイト[1]に掲載されており、泉質重視で選ばれた施設の数々は温泉として一級品です!
さらに、県別で調べたり、「炭酸水素泉(=美人の湯)」や「硫黄泉」などのこだわりの泉質でフィルターをかけて探したり、テーマ別の検索もできるため、旅の計画に重宝します。
「旅先近くでいい湯に浸かりたい」「泉質にこだわって旅のエリアを選びたい」そんな希望もすぐ叶います。
公式サイト[1]では、一覧や地図も掲載されたパンフレットもダウンロードできます。
対象の温泉だけで100以上、泉質も九州にあるほとんどの泉質を網羅しているため、観光のプランを立てたついでに近くの温泉を探すのも良し、気になる温泉を目的地に旅程を考えるも良し、温泉リストは旅のスタイルに合わせて活用できるのが魅力です。
例えば私の場合、熊本・阿蘇観光をメインに観光列車を楽しみながら、阿蘇山麓の硫黄香る温泉でのんびり浸かったり、砂蒸しの指宿温泉をゴールに、鹿児島で駅弁やグルメを楽しむ旅もを組んで見たり…旅のプランは温泉次第でいくらでも豊かになります。
名湯をご自身で探してみるのも一興ですが、もっと手軽に探したい方に向けて“旅の入り口”として私も大好きなオススメの温泉地と温泉施設を紹介します。
まずは定番の温泉地から。いずれもアクセスがよく施設も整っており、初めてでも満足度が高い名湯ばかりです。
別府温泉(大分県):源泉数・湧出量ともに日本一。共同浴場から高級旅館まで充実し、観光地としても魅力満点。
初めて行くなら「ひょうたん温泉[2]」がオススメ。別府温泉の豊富な湯量を体感できる一方で、スーパー銭湯のような気軽さも魅力です。
また、少しディープいくなら代表的な共同浴場「竹瓦温泉[3]」をぜひ。唐破風造の豪華な屋根をもつ外観は別府温泉のシンボル的な存在です。別府定番の温泉(浴槽+あつ湯)に加え、砂湯も面白いです。
湯布院温泉(大分県):別府からもほど近い高原の温泉地です。福岡方面から観光列車を利用してアクセスするプランもオススメ。
少し高台に上った先の「温泉保養集落 束の間[4]」がオススメ。由布院では珍しい硫黄香る温泉から、由布岳を望む広々とした開放的な大露天風呂が絶景です。
雲仙温泉(長崎県):硫黄の香り漂う本格湯治地。雲仙地獄や散策路もセットで楽しめます。
「雲仙小地獄温泉館[6]」は典型的な硫黄泉で、レトロな建屋と相まってTHE温泉気分を味わえます。
※温泉道対象の施設は変わることがありますので、最新の情報をご確認ください。
定番温泉と併せておすすめしたいのが、個性的な泉質を持つ温泉です。日本でも数少ない天然の炭酸泉や、モール泉にもせっかくなら足を伸ばして全身で味わってみませんか?
【砂むし】指宿温泉(鹿児島県):海沿いで楽しむ砂むし温泉が名物。南国みのある非日常感とデトックス効果が魅力で、観光列車と合わせた旅プランもオススメ。
定番の砂蒸し温泉「砂むし会館『砂楽』[5]」にぜひ。あいにくの天気でも屋根付きで快適に楽しめるため、プランに組みやすい点も魅力です。
【炭酸泉】長湯温泉(大分県):日本の炭酸泉の聖地ともいえる温泉です。ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、泡が体につくのがユニーク。
ラムネ温泉館[7]:長湯温泉で定番の施設です。露天湯でゆったり炭酸浴。
【モール泉】吉松温泉(鹿児島県):モール泉では北海道の十勝川温泉が有名ですが、九州にも点在。”モール泉”は正式な泉質名ではありませんが、独特の色と香りがクセになります。
鶴丸温泉[8]:熱めのお湯で源泉かけ流し! JRの鶴丸駅から歩いてすぐの好立地です(ローカル線で本数は多くない点に注意)。
名湯を巡って九州の温泉に魅了されたら、88湯の湯めぐり旅を深めるのもおすすめ。スタンプラリーで温泉記録を残せるのは、旅の思い出にもぴったりです。
ローカルな温泉で地元の方との会話が生まれたり、道中で偶然見つけた穴場に感動したりと、“湯”を中心にした旅の奥行きが広がります。
いかがでしたでしょうか。この記事が皆さんの九州温泉旅の計画の参考になれば幸いです!
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