別府の名湯やジモ泉を手軽に見つけて楽しむコツを解説!鉄輪や明礬などのオススメの定番温泉リストに加え、ローカルに溶け込む共同浴場(ジモ泉)の探し方も別府八湯温泉道の名人が解説!
いわずと知れた温泉地である大分・別府は、源泉数が2,600以上&湧出量は分間100,000L以上とともに圧倒的な温泉地です。
この記事では、別府の湯巡りを極める別府八湯温泉道で数々の温泉を巡った経験を踏まえ、日帰り温泉で別府を満喫したい方に向け、「初めてでも入りやすい立ち寄り湯」や「地元の人とふれあえる共同浴場(通称:ジモ泉)」の魅力や探し方を5分でわかる記事でご紹介します。
実は別府には、異なる風情と泉質を持つ8つの温泉地が存在し、「別府八湯」と呼ばれています。それぞれの温泉地に特徴があり、同じ市内でも泉質や文化が大きく異なるのが面白いところです。
別府観光の定番といえば「地獄巡り」ですが、こちらは鉄輪と紫石を中心とした景勝地巡りです。海地獄、血の池地獄など、それぞれ個性的な景観で訪れる人を魅了します。
その地獄巡りを楽しみつつ、すぐ近くで本格的な温泉に入れるのが別府のすごいところ。ぜひこの記事を参考に、ピッタリの温泉と出会ってみてください!
「別府八湯温泉道[1]」は、別府市内にある100以上の旅館・ホテルの温泉や共同浴場などを対象としたスタンプラリー形式の湯巡りイベントです。88湯巡ると”名人”として認定され、私もその一人です。
対象の温泉が100以上から中の様子や特徴、外来入浴の可否や料金などが簡単に一覧や地図から便利に調べることができます! 観光のプランを立てて、近場で温泉を探すのも良し、温泉を目的に旅先を選ぶのも良し、旅のスタイルに合わせて活用できるのが魅力です。
別府駅ナカのコンビニや市内の書店などで販売されている「温泉本」は、別府八湯温泉道公式ガイドブックとして、地図や営業時間・料金・泉質が一覧化されています。
温泉本の地図を広げて、宿泊地周辺で立ち寄りで入れる温泉を探してみたり、湯巡りの計画を立てたりとフル活用でき、ココから選べば、間違いありません!
特に旅館やホテルの温泉は”宿泊者専用”だったり、共同温泉は外来者を受け入れていないところもあるため、その点でも立ち寄り湯の有無や外来者を受け付けている共同温泉がリストアップされている温泉本は重宝します。
また、温泉本には立ち寄り湯や地獄めぐり、観光地の割引券もついているので便利なうえにお得でもあります。
なお、温泉の一覧は別府八湯温泉道の公式サイト[1]にも記載されていますので、併せて活用するとよりスピーディに最新情報を得ることができます。
温泉を選ぶにあたり知っておきたいこととして、別府には大きく2つの温泉施設のタイプがあります。一つが、旅館やホテルなどの”立ち寄り湯”で、もう一つは地元や市などが運営する”共同温泉(ジモ泉)”です。各々の特徴とオススメを以下でご紹介します。
初めての別府温泉なら、宿泊していなくても入浴できる”立ち寄り湯”が可能な旅館・ホテルがオススメです。
共同浴場に比べると料金は高めですが、設備が整っていてタオル一つで気兼ねせずに入浴できます。
ホテルの立ち寄り湯と対照的なのが、地元の人が日常使いする共同浴場、通称”ジモ泉”です。公民館に併設されることもあり、地元の方によって運営されるジモ泉は別府の文化そのもの。設備は簡素で、浴槽と着替えスペースのみという場所も多いですが、100円〜300円で入れる施設が多く、地元の方の憩いの場として、地域に根ざした雰囲気が味わえます。
最初は入りづらく感じるかもしれませんが、タオルと石鹸持参で入れば大丈夫。挨拶をすると地元の人も話しかけてくれたりして、思い出深い体験になります。
先ほどご紹介したリストを参考に、ご自身で温泉を探してみるのも一興ですが、もっと手軽に探したい方に向けて“旅の入り口”として私も大好きなオススメの温泉をいくつかご紹介します。
温泉名 | エリア | 形態 | おすすめポイント |
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海門寺温泉[6] | 別府温泉 | 市営(ジモ泉) | 別府駅から徒歩5分の好アクセス! あつ湯・ぬる湯の温度別浴槽+シャワー有で安心。 |
竹瓦温泉[2] | 別府温泉 | 市営(ジモ泉) | 明治創業で別府温泉を象徴する温泉の一つ。ユニークな”砂湯”も楽しい。 湯船だけのシンプル設備+湯温は熱い(別府典型のスタイル)。 |
ひょうたん温泉[3] | 鉄輪温泉 | 民営(温泉施設) | 地獄蒸し体験や多彩な浴槽が魅力。一日ゆっくりできます。 |
湯屋えびす[4] | 明礬温泉 | 民営(旅館) | 明礬温泉らしい硫黄泉とさっぱり単純温泉の両方を楽しめます。 |
浜脇温泉[5] | 浜脇温泉 | 市営(ジモ泉) | 広々したジモ泉でゆったりリラックスできます。 隣には湯都ぴあ浜脇という別の温泉も! |
別府の温泉に魅了されたら、別府八湯88湯の湯めぐり旅を深めるのもおすすめです。長い道のりですが、スタンプラリーで温泉記録を残せるのは旅の思い出にもピッタリ。
湯巡りの中でローカルなジモ泉で地元の方との会話が生まれたり、道中で偶然見つけた穴場に感動したりと、“温泉”を中心にして一気に旅の奥行きが広がります。
いかがでしたでしょうか。この記事が皆さんの別府温泉旅行計画の参考になれば幸いです!