都心と秩父を結ぶ人気の観光列車「52席の至福」オススメの楽しみ方! レストラン列車の食事のコースメニューや車内の様子、車内販売やグッズ、料金やいつから予約できるか実際のトコロを解説!
「52席の至福」は、東京都心の池袋・新宿と有名な観光地である秩父を結ぶ、西武鉄道のレストラン列車(観光列車)です。
52席限定のゆったりした車内では、都会の喧騒を忘れつつ、こだわりのコース料理を楽しみながら優雅な旅時間を楽しめます。大都会から一歩車内に入るだけで非日常の世界が始まる手軽さも、この列車の魅力の一つです。
この記事では、旅するレストラン列車「52席の至福」に実際に乗車した経験を元に、車内の様子や食事コースの写真、列車の楽しみ方や気になる予約方法などを5分でわかる記事で解説します!
運行日によって池袋・西武新宿発着が異なるほか、時折イベント列車として別ルートで運行されることもあります。運行日とルートは西武鉄道の公式サイトで確認できます。
列車は4両編成で、2号車と4号車が座席のあるダイニング車両です。
座席は2人掛けと4人掛けのソファ席で構成されており、1車両当たり26席とゆったりした作りです。
ダイニング車両に挟まれた3号車はキッチン車両になっていて、ここで仕上げられた料理が提供されています。
食事中は食事に忙しい(?)ところですが、ちょっとした腹ごなしに覗いてみても。
なお、1号車は貸切などで用いられる多目的スペースで、基本的に立ち入ることはありません。
ここでは、気になる料理の様子をブランチコース、ディナーコースそれぞれでご紹介します。
この列車の醍醐味でもある食事は、著名なシェフや新進気鋭の若手料理人監修のコース料理です。車内で仕上げられたできたての料理は絶品で、移り行く車窓を背景にお腹も心も満たされる時間を楽しめます。
また、料理は概ね季節ごとにリニューアルされ、フレンチコースの時もあれば、イタリアンになることも。新しい料理を楽しみにリピートしてみるのも面白いです。
この列車では、料理とともに楽しめるドリンクメニューも充実しています。特に、ワインは西武プリンスホテルのソムリエが選んだ、コースメニューに合うワインがラインナップされており、ぜひ併せて楽しみたい逸品です。
その他にもビールなどのアルコール類では、秩父の地酒、ワイン、イチローズ・モルトのウイスキーや秩父の梅酒など、列車のコンセプトに合わせたメニューが多数取り揃えられています。
ソフトドリンクも、沿線の狭山茶やジュースなど幅広く揃っており、ソフトドリンクは無料でいただくことができます。
ここまで車内や料理についてご紹介しましたが、他にも旅を彩る仕掛けがたくさんありましたので、一部をご紹介します!
この列車では、沿線の工芸品や、乗車時限定のオリジナルグッズなどを購入できます。
ラインナップとしては、ポストカードやクリアファイル、マグネットやキーホルダーなど、観光列車でよくある品々のほか、地元の素材を使ったお箸やハンカチ、列車をモチーフにした御朱印帳まで! 私は乗車の記念にピンバッジを購入しました。
また、お蕎麦やコーヒーなど、沿線の素材を活かしたお土産もいただけて、タビアトも楽しめる列車です! また、座席にあるドリンク用のラバーコースターも記念に持ち帰ることができます。
余談ですが、レストラン列車ではコースターを記念に頂けることが多く、あちこちの列車に乗っていると家にさまざまながらのコースターが増えてきて、話のタネになったりします。
この列車は往路は途中の芦ヶ久保駅でしばらく停車して車外を散策できたり(近くに道の駅があります)、復路ではプチイベントが開催されることがあります。
私がディナーコースで乗車した時には、車内でフルート生演奏のミニコンサートが開催されました。
この日の奏者は、吉原りえさん と柳原佑介さん 。本格的な演奏にワインも進みます(笑)
この他、予約時にアニバーサリープレートなどのオプションをつけることも可能です。記念日やサプライズにも持ってこいですので、より格別なひと時の演出にこちらも是非利用してみてはいかがでしょうか。
最後に、この列車の料金や予約方法についてご紹介します。
基本的には、西武鉄道の52席の至福公式ウェブサイト から予約する方法が有力です。以下、この方法で予約した際の情報をご紹介します。
私が乗車した2025年夏前後での価格は、ブランチコースが一人15,000円、ディナーコースが一人18,000円でした。料金には、列車の運賃や食事の代金のほか、西武鉄道の一日乗車券や秩父の近隣施設の割引券などが付属していました。
※現在はデジタルチケットになりましたので、切符などの郵送はありません。
西武鉄道のウェブサイトから申し込む場合、1人での利用はできず、2~4人1グループでの申し込みとのこと。また、子供利用は可能ですが、大人と同額の料金が必要です。
ただし、旅行会社がこの列車を押さえたツアーを企画していることがあり、その場合は1人から申し込める場合もあります。旅行会社のツアーでは申込条件や料金などが上記と異なるケースがありますので、都度ご確認ください。
※ルールや料金は変わることがありますので、申し込みの際は必ず最新の情報をご確認ください。
この列車の公式サイトからの予約は、3ヶ月前の第2木曜日から予約を開始し、11日前まで行えます。人気列車で特に連休は早々に予約が埋まることも多いため、旅行日が決まっている場合は予約開始日など早めにに申し込むのがベストです。
いかがでしたでしょうか。この記事が皆さんの秩父旅の計画の参考になれば幸いです!