52席の至福の車両外観

観光列車「52席の至福」で優雅な美食旅を楽しむコツ

都会から一歩で楽しめる非日常の旅ー車内の様子や予約方法を総まとめ!
2025/10/17  2025/9/15

都心と秩父を結ぶ人気の観光列車「52席の至福」オススメの楽しみ方! レストラン列車の食事のコースメニューや車内の様子、車内販売やグッズ、料金やいつから予約できるか実際のトコロを解説!

52席の至福ってどんな列車?
東京都心と秩父を結び、コース料理を楽しめるレストラン列車
都会からスグ優雅な旅時間を味わえる手軽さも魅力
車内や座席はどんな感じ?
ソファ席中心のゆったりとした空間
目の前で仕上げるライブキッチンも
料理やメニューはどんな感じ?
四季を感じられる絶品のコース料理
ソムリエチョイスのワインのほか、ドリンクメニューも豊富
旅時間の楽しみ
限定グッズやお土産も楽しい
ディナーコースでは生演奏が聴けるかも
記念日にはオプションメニューもぜひ
列車の料金や予約の方法は?
一人利用や子供と利用できる?

52席の至福ってどんな列車?

52席の至福」は、東京都心の池袋・新宿と有名な観光地である秩父を結ぶ、西武鉄道のレストラン列車(観光列車)です。
52席の至福の車両外観
52席限定のゆったりした車内では、都会の喧騒を忘れつつ、こだわりのコース料理を楽しみながら優雅な旅時間を楽しめます。大都会から一歩車内に入るだけで非日常の世界が始まる手軽さも、この列車の魅力の一つです。
52席の至福のディナーコースのアミューズ
この記事では、旅するレストラン列車「52席の至福」に実際に乗車した経験を元に、車内の様子や食事コースの写真、列車の楽しみ方や気になる予約方法などを5分でわかる記事で解説します!

列車の運行日やルートは?
「52席の至福」は、土曜・日曜や連休を中心に、西武新宿又は池袋~西武秩父の間を1日1往復、以下の基本コースを片道2時間半~3時間弱程度かけて結びます。

  • 往路:午前に都心→西武秩父行きのブランチコース
  • 復路:夕方に西武秩父→都心行きのディナーコース

運行日によって池袋・西武新宿発着が異なるほか、時折イベント列車として別ルートで運行されることもあります。運行日とルートは西武鉄道の公式サイトで確認できます。

車内や座席はどんな感じ?

列車は4両編成で、2号車と4号車が座席のあるダイニング車両です。

△スライドすると写真を切り替えられます。

座席はソファ席中心のゆったりとした空間

座席は2人掛けと4人掛けのソファ席で構成されており、1車両当たり26席とゆったりした作りです。

△スライドすると写真を切り替えられます。
テーブルはしっかりとした広さがあるほか、座席間にスペースもとられているため、大きな荷物を持っていても置き場に困ることはありません。
なお、長い時間の乗車で気になるコンセント事情ですが、各座席に充電用のコンセントはありましたので、ACアダプタなどがあれば充電は可能です。一方、車内にフリーWi-Fiの設備はありませんでした。

目の前で料理を楽しめるライブキッチンも

ダイニング車両に挟まれた3号車はキッチン車両になっていて、ここで仕上げられた料理が提供されています。
52席の至福のキッチン車両
食事中は食事に忙しい(?)ところですが、ちょっとした腹ごなしに覗いてみても。

なお、1号車は貸切などで用いられる多目的スペースで、基本的に立ち入ることはありません。

料理やメニューはどんな感じ?

ここでは、気になる料理の様子をブランチコース、ディナーコースそれぞれでご紹介します。

四季を感じられる絶品のコース料理

この列車の醍醐味でもある食事は、著名なシェフや新進気鋭の若手料理人監修のコース料理です。車内で仕上げられたできたての料理は絶品で、移り行く車窓を背景にお腹も心も満たされる時間を楽しめます。
また、料理は概ね季節ごとにリニューアルされ、フレンチコースの時もあれば、イタリアンになることも。新しい料理を楽しみにリピートしてみるのも面白いです。

△ランチコースの料理例です。スライドすると写真を切り替えられます。

ソムリエが選んだワインや豊富なドリンクメニュー

この列車では、料理とともに楽しめるドリンクメニューも充実しています。特に、ワインは西武プリンスホテルのソムリエが選んだ、コースメニューに合うワインがラインナップされており、ぜひ併せて楽しみたい逸品です
その他にもビールなどのアルコール類では、秩父の地酒、ワイン、イチローズ・モルトのウイスキーや秩父の梅酒など、列車のコンセプトに合わせたメニューが多数取り揃えられています。
ソフトドリンクも、沿線の狭山茶やジュースなど幅広く揃っており、ソフトドリンクは無料でいただくことができます。

△ディナーコースの料理例です。スライドすると写真を切り替えられます。

旅時間の楽しみ

ここまで車内や料理についてご紹介しましたが、他にも旅を彩る仕掛けがたくさんありましたので、一部をご紹介します!

限定グッズやお土産も楽しい

この列車では、沿線の工芸品や、乗車時限定のオリジナルグッズなどを購入できます
ラインナップとしては、ポストカードやクリアファイル、マグネットやキーホルダーなど、観光列車でよくある品々のほか、地元の素材を使ったお箸やハンカチ、列車をモチーフにした御朱印帳まで! 私は乗車の記念にピンバッジを購入しました。
52席の至福で頂いたお土産
また、お蕎麦やコーヒーなど、沿線の素材を活かしたお土産もいただけて、タビアトも楽しめる列車です! また、座席にあるドリンク用のラバーコースターも記念に持ち帰ることができます。
余談ですが、レストラン列車ではコースターを記念に頂けることが多く、あちこちの列車に乗っていると家にさまざまながらのコースターが増えてきて、話のタネになったりします。

ディナーコースでは生演奏が聴けるかも

この列車は往路は途中の芦ヶ久保駅でしばらく停車して車外を散策できたり(近くに道の駅があります)、復路ではプチイベントが開催されることがあります。
私がディナーコースで乗車した時には、車内でフルート生演奏のミニコンサートが開催されました。
52席の至福のミニコンサート
この日の奏者は、吉原りえさん 柳原佑介さん 。本格的な演奏にワインも進みます(笑)

記念日にはオプションメニューもぜひ

この他、予約時にアニバーサリープレートなどのオプションをつけることも可能です。記念日やサプライズにも持ってこいですので、より格別なひと時の演出にこちらも是非利用してみてはいかがでしょうか。

列車の料金や予約の方法は?

最後に、この列車の料金や予約方法についてご紹介します。
基本的には、西武鉄道の52席の至福公式ウェブサイト から予約する方法が有力です。以下、この方法で予約した際の情報をご紹介します。
私が乗車した2025年夏前後での価格は、ブランチコースが一人15,000円、ディナーコースが一人18,000円でした。料金には、列車の運賃や食事の代金のほか、西武鉄道の一日乗車券や秩父の近隣施設の割引券などが付属していました。
52席の至福の予約に付属するフリー乗車券
※現在はデジタルチケットになりましたので、切符などの郵送はありません。

一人利用や子供と利用できる?

西武鉄道のウェブサイトから申し込む場合、1人での利用はできず、2~4人1グループでの申し込みとのこと。また、子供利用は可能ですが、大人と同額の料金が必要です。
ただし、旅行会社がこの列車を押さえたツアーを企画していることがあり、その場合は1人から申し込める場合もあります。旅行会社のツアーでは申込条件や料金などが上記と異なるケースがありますので、都度ご確認ください。

※ルールや料金は変わることがありますので、申し込みの際は必ず最新の情報をご確認ください。

いつから予約できる?

この列車の公式サイトからの予約は、3ヶ月前の第2木曜日から予約を開始し、11日前まで行えます。人気列車で特に連休は早々に予約が埋まることも多いため、旅行日が決まっている場合は予約開始日など早めにに申し込むのがベストです。

いかがでしたでしょうか。この記事が皆さんの秩父旅の計画の参考になれば幸いです!

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プロフィール

とっち

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  • 関東在住のIT関係の会社員男
  • 総合旅行業務取扱管理者資格所持
  • 休み、ワーケーション、仕事帰り…隙あらば、ふらっと出かけます
  • 旅の信条は、リーズナブルに快適・満足な旅にすること
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