別府の温泉巡りや地獄めぐりに便利な路線バスを徹底解説! 初めての方にもわかりやすく、エリア別のルートや乗り場、お得な乗車方法を別府八湯温泉道で何度も乗った経験を元に紹介!
初めに、別府の温泉巡りや地獄巡りを考えていらっしゃる方に、別府の温泉エリアや地獄巡りと主要な駅や道との位置関係をイメージでご紹介します。
別府駅中心だけでなく、市内広い範囲に温泉地が点在していることがわかるかと思います。
続いて、別府観光プランの中でも有名な「別府地獄めぐり」のエリアと距離のイメージです。海地獄などの5つの地獄が集まっていエリアが「鉄輪エリア」、残りの血の池地獄など2つの地獄が「柴石エリア」に所在しています。
それぞれのエリアが数キロ以上離れており、それなりの距離があることがお分かりいただけるかと思います。とくに、別府駅から地獄エリアは約6キロ以上あり、初見ではビックリされる方も多いです。
別府市内に点在する八つの温泉地(別府八湯)や、地獄巡りの2つのエリア内は徒歩圏内にまとまっているため、エリア内の移動は基本的に徒歩移動が便利です。
例えば鉄輪エリアには多数の温泉が徒歩数分圏にあるので、鉄輪エリアに宿泊し、エリア内での湯巡りは徒歩でも快適です。
一方で、問題はエリア間の移動です。
例えば、別府駅から鉄輪・明礬温泉方面へ向かう時や、地獄巡りをエリアを跨いで全スポット巡る場合、エリア間の徒歩移動は厳しめです。
そのエリア間の移動の味方になるのが路線バスです。
別府市内はバス路線が充実しており、観光にも便利な路線は本数も比較的多く便利です。ただ、初見の観光地では「どのバスに乗ればいいか」が悩みの種ですよね。
この記事では、初見の方でもわかりやすく目的地別に乗るべきバスの探し方をわかりやすくご紹介します!
また、経路や乗り場などは変わることがありますので、最新の情報を必ずご確認ください。
初めに、別府の玄関口である別府駅と、地獄巡りの件管口である鉄輪(海地獄)エリアを結ぶ主要なバス路線をご紹介します。6キロ以上あるため、歩くには相当厳しい距離です。
困ったらこの乗り場のこのバス!を方面別にご紹介します。
最もわかりやすいのは、駅西口(山側)の3番乗り場で来たバスに乗ればOKで、鉄輪バス停又は海地獄前バス停で降りると最寄りです。
※執筆日時点で、土休日は3番乗り場の全バスが鉄輪・海地獄前を通ります。
本数が多いため、ふらっと行って乗れるほどに便利です。
発着地 | 乗るバスの番号 | 毎時本数 | 備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
別府駅 → 鉄輪(海地獄)エリア | 1 | 2 | 5 | 7 | 41 | 約5本 | 別府駅西口③乗り場全バスOK!※ |
発着地 | 乗るバスの番号 | 毎時本数 | 備考 | ||||
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鉄輪(海地獄)エリア → 別府駅 | 5 | 7 | 24 | 約3~4本 | 鉄輪①乗り場 ※他の別府行バスは+10分以上遠回りする |
最速ルートは5,7又は24系統のどちらかのバスに、到着時と反対側の乗り場(鉄輪は①乗り場)から乗ればOKです(復路に41系統はありません)。
なお、鉄輪や海地獄前では同じ乗り場にほかの系統や遠回りして別府に向かうバスも通る点にご注意ください。
続いて、地獄2エリア間を結ぶバスルートのご紹介です。こちらも距離でいうと2.5キロほどあり、かつ高低差があるため歩くとそれなりの運動量になります。
便利なバスの運行ルートは上図の通りで、16,26系統は別府をぐるっと循環しているバスです。16系統が右回り、26系統が左回りで走っており、それぞれ1時間に2本程度の運行です。
海地獄→血の池地獄方面は、16、16A又は29系統を利用します。
なお、29系統は亀川駅までは行かないので、血の池地獄より先、亀川駅・別府駅方面に向かう場合は、16,16A系統を利用します。
発着地 | 乗るバスの番号 | 毎時本数 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
海地獄→血の池地獄 | 16 | 16A | 29 | 約3本 | 鉄輪②乗り場 ※16(A)は別府駅まで直通(時間はかかるが便利) |
海地獄→血の池地獄→亀川→別府駅 | 16 | 16A | 約2本 |
血の池地獄→海地獄方面は、26、26A、29系統を利用します。別府駅、亀川駅方面から血の池地獄方面へ向かう場合は、26,26A系統を利用します。
発着地 | 乗るバスの番号 | 毎時本数 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
血の池地獄→海地獄 | 26 | 26A | 29 | 約3本 | |
別府駅→亀川→血の池地獄→海地獄 | 26 | 26A | 約2本 | 別府駅東口⑤乗り場 ※16系統に乗ると遠回りするため注意! ※別府→海地獄は先述の西口ルートを。 |
ここからは、別府八湯相互間の移動に便利なバス経路です。
まずは、別府と、別府八湯の中でも有名な温泉地である鉄輪・明礬方面相互間で使いやすいバス路線です。
5,41系統はまっすぐ別府~鉄輪~明礬を結んでいるため、「すぱっと」という路線愛称もついています。
鉄輪までならば、別府駅西口(山側)の③乗り場から出るどのバスでもOK※で、鉄輪バス停が最寄です。
別府から明礬温泉まで向かう場合は、そのうち5,41系統のどちらかに乗車します。鉄輪から明礬方面は②乗り場から、この他に24系統も利用できます。
発着地 | 乗るバスの番号 | 毎時本数 | 備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
別府→鉄輪 | 1 | 2 | 5 | 7 | 41 | 約5本 | 別府駅西口③乗り場全バスOK!※ |
別府→明礬 | 5 | 41 | 約2本 | 別府駅西口③乗り場 | |||
鉄輪→明礬 | 5 | 24 | 41 | 約3本 | 鉄輪②乗り場 |
※2025年7月現在の土休日ダイヤ。平日は早朝に1本だけ例外がある。
鉄輪から別府駅方面は5,7,24系統のバスに鉄輪②乗り場、明礬からは5,24系統に到着時と反対側の乗り場から乗ればOKです。
発着地 | 乗るバスの番号 | 毎時本数 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
鉄輪→別府 | 5 | 7 | 24 | 約3~4本 | 鉄輪①乗り場 ※他の別府行バスは+10分以上遠回りする |
明礬→鉄輪、別府 | 5 | 24 | 約3本 |
最速ルートは、別府駅西口(山側)の1番乗り場から36系統(湯布院行)、復路も同じく36系統(別府駅西口行)のバスが便利です。
発着地 | 乗るバスの番号 | 備考 |
---|---|---|
別府→観海寺→堀田 | 36 | 別府駅西口①乗り場 AM2本/時・PM1本/時 別府→観海寺は16(A)も選択肢 |
堀田→観海寺→別府 | 36 | AM1本/時・PM2本/時 観海寺→別府は26(A)も選択肢 |
別府駅から観海寺へは、次の項でご紹介する16,26系統のバスも通りますが、駅東側(海側)発着のため10分強遠回りです。一方、全時間帯で1時間に2本ほど運行があるため、36系統の運行が少ない時間帯は選択肢になります。
このルートは、別府をぐるっと回る循環バスが便利です。
16系統が右回り、26系統が左回りです。
16(16A)系統がこれらのエリアを順に結んでいます。
発着地 | 乗るバスの番号 | 毎時本数 | 備考 | ||
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観海寺→鉄輪→柴石→亀川駅→別府駅 | 16 | 16A | 約2本 | 右回り/鉄輪②乗り場 別府駅東口⑤乗り場 |
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鉄輪→柴石 | 16 | 16A | 29 | 約2~3本 | 鉄輪は②乗り場 |
26(26A)系統がこれらのエリアを順に結んでいます。
発着地 | 乗るバスの番号 | 毎時本数 | 備考 | ||
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別府駅→亀川駅→柴石→鉄輪→観海寺 | 26 | 26A | 約2本 | 左回り/別府駅東口⑤乗り場 鉄輪②乗り場 |
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柴石→鉄輪 | 26 | 26A | 29 | 約2~3本 |
亀川と別府、浜脇の相互間は、基本的にJR(鉄道)が便利です。また、別府と浜脇相互間であれば、徒歩も選択肢になります。
その他、鉄輪エリアと亀川エリアから1時間に1本ずつ、別府北浜(別府駅から国道10号線に下ったところ)を経由して浜脇・大分方面を結ぶバスが運行されています。
なお、このバスは鉄輪では、これまでご紹介した「鉄輪バス停」から5分ほど東側に下った「(大分交通)鉄輪温泉バス停」からの発着となるため、場所間違いにご注意ください。
別府八湯の各エリアを巡る場合などバスに何度も乗る場合は、亀の井バスの1日or2日間のフリーパスが便利です。別府駅前(東口)の観光案内所や鉄輪バス停2番乗り場の売店などで購入できます。
フリーパスは、ミニフリー乗車券とワイドフリー乗車券の2種類がありますが、地獄巡りや別府八湯巡りの主要バス停はいずれもミニフリー乗車券でカバーできます。
なお、亀の井バスのフリーパスは、最後にご紹介した「大分交通」のルートでは利用できません。
いかがでしょうか? この記事が皆さんの別府旅行計画の参考になれば幸いです!