ジモ泉のエントランス(すじ湯温泉)

別府八湯で見つけるオススメ日帰り温泉と探し方

別府八湯温泉道を活用して、別府の有名どころからジモ泉まで楽しむコツ
2025/7/29  2025/9/15

別府の名湯やジモ泉を手軽に見つけて楽しむコツを解説!鉄輪や明礬などのオススメ温泉リストに加え、ローカルに溶け込む共同浴場(ジモ泉)の簡単な探し方を別府八湯温泉道の名人が解説!

初めての別府の温泉&別府八湯
別府には8つの温泉地がある
地獄巡りといっしょに温泉巡りも外せない!
旅にあった名湯を手軽に探すコツ
別府八湯温泉本で100以上の温泉から簡単に調べられる
温泉の一覧は”温泉本”やウェブサイトで
オススメ温泉とジモ泉について
初めは「旅館の立ち寄り湯」が気軽でオススメ
慣れたら「ジモ泉」で文化も楽しむ
初めてにオススメの別府の温泉&泉質リスト
更にどっぷり、八十八湯めぐりはいかが?
別府八湯温泉道の名人を目指す!?

初めての別府の温泉&別府八湯

いわずと知れた温泉地である大分・別府は、源泉数が2,600以上&湧出量は分間100,000L以上とともに圧倒的な温泉地です。
別府駅前の広場
この記事では、別府の湯巡りを極める別府八湯温泉道で数々の温泉を巡った経験を踏まえ、日帰り温泉で別府を満喫したい方に向け、「初めてでも入りやすい旅館の立ち寄り湯」や「地元の人とふれあえる共同浴場(通称:ジモ泉)」の魅力や探し方を5分でわかる記事でご紹介します。

別府には8つの温泉地がある

実は別府には、異なる風情と泉質を持つ8つの温泉地が存在し、「別府八湯」と呼ばれています。それぞれの温泉地に特徴があり、同じ市内でも泉質や文化が大きく異なるのが面白いところです。
別府八湯の所在地イメージと別府市街図

別府八湯の温泉地の特徴は?
別府市内の温泉を総称して「別府温泉」と呼ぶこともありますが8つの温泉地の総称で、それぞれで泉質の傾向や雰囲気が異なります。

  • 別府温泉:別府エリアの代表格。単純泉や炭酸水素泉が多め。
  • 観海寺温泉:別府湾を見下ろせるロケーションは随一。泉質は単純温泉、海側は塩化物泉が多め。
  • 鉄輪かんなわ温泉:湯けむりが立ち昇る象徴的な温泉地&別府地獄めぐりの代表地で塩化物泉が多め。
  • 明礬みょうばん温泉:硫黄の香りに包まれる酸性泉や硫黄泉、濁り湯をあちこちで楽しめる。
  • 亀川温泉:共同温泉も多い落ち着いたエリアで、単純泉、海側は塩化物泉が中心。
  • 柴石しばせき温泉:渓流沿いの歴史ある温泉地で、別府地獄めぐりの一部もココ。泉質はバリエーション豊か。
  • 堀田ほりた温泉:九州横断道路やICも近い便利な地域で、貸し切り湯も多い。硫黄泉や単純温泉など。
  • 浜脇温泉:ジモ泉も多い落ち着いたエリア。単純温泉が多め。

別府観光の定番といえば「地獄巡り」ですが、こちらは鉄輪と紫石を中心とした景勝地巡りです。それぞれ個性的な景観で見どころたっぷりです。
別府の地獄めぐり
その地獄巡りを楽しみつつ、すぐ近くで源泉かけ流しの温泉に入れるのが別府のすごいところ。ぜひこの記事を参考に、ピッタリの温泉と出会ってみてください!

旅にあった名湯を手軽に探すコツ

この記事のメインテーマ「別府の温泉や名湯の探し方」ですが、結論として”別府八湯温泉道”の対象施設から見つけると手軽で間違いがありません! 
別府八湯温泉道[1]」は、主に別府市内にある100以上の旅館・ホテルの温泉や共同浴場などを対象としたスタンプラリー形式の湯巡りイベントです。
別府八湯温泉道のスタンプカード
ここでは、施設の様子や特徴、泉質、外来入浴の可否や料金などが簡単に一覧や地図から便利に調べることができるようになっています
別府の各エリアからまんべんなくピックアップされていることから、先に観光プランを立てて近場で温泉を探すのも良し、気になる温泉を目的地に旅先を選ぶのも良し、旅のスタイルに合わせて活用できるのが魅力です。

なお、温泉好き必見の「別府八湯温泉道」の詳細はこちらの記事をご覧ください!
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別府八湯温泉本でより簡単・便利に調べられる

具体的な探し方ですが、大分空港や別府エキナカのコンビニ、市内の書店などで販売されている「別府八湯 温泉本」から探すのがオススメです。この本は、別府八湯温泉道公式ガイドブックとして、地図や営業時間・料金・泉質が一覧化されています。
温泉本の地図を広げて宿泊地周辺で立ち寄りで入れる温泉を探してみたり、湯巡りの計画を立てたりとフル活用できます。
ぺっぶ八湯温泉道公式ガイドブックの温泉本
特に旅館やホテルの温泉は”宿泊者専用”だったり、共同温泉は外来者を受け入れていないところもあるため、その点でも立ち寄り湯の有無や外来者を受け付けている共同温泉がリストアップされている温泉本は重宝します。
また、温泉本には立ち寄り湯や地獄めぐり、観光地の割引券もついているので便利なうえにお得でもあります。

なお、温泉の一覧は別府八湯温泉道の公式サイト[1]にも記載されていますので、併せて活用するとよりスピーディに最新情報を得ることができます。

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オススメ温泉とジモ泉について

温泉を選ぶにあたり知っておきたいこととして、別府には大きく2つの温泉施設のタイプがある点は押さえておきましょう。
一つが、旅館やホテルなどの”立ち寄り湯”で、もう一つは地域や市などが運営する”共同温泉(ジモ泉)”です。各々の特徴とオススメを以下でご紹介します。

初めは旅館の「立ち寄り湯」が気軽でオススメ

初めての別府温泉なら、宿泊していなくても入浴できる”立ち寄り湯”が可能な旅館・ホテル、日帰り温泉施設がオススメです。
旅館の立ち寄り湯(豊前屋旅館)
設備が整っていて、タオル一つで気兼ねせずに入浴できる点がメリットです。

慣れたら「ジモ泉」で文化も楽しむ

ホテルの立ち寄り湯と対照的なのが、地元の人が日常使いする共同浴場、通称”ジモ泉”です。公民館に併設されるところもあるほどで、ジモ泉は別府の文化そのもの。設備は簡素で、浴槽と着替えスペースのみという場所も多いですが、100円〜300円で入れる施設も多く、地元の方の憩いの場として、地域に根ざした雰囲気が味わえます。
ジモ泉のエントランス(すじ湯温泉)
最初は入りづらく感じるかもしれませんが、タオルと石鹸持参で入れば大丈夫。挨拶をすると地元の人も話しかけてくれたりして、思い出深い体験になります。
気になるジモ泉の入浴方法やローカルルールはこちらでご紹介しています!

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はじめてにオススメの別府の温泉リスト

先ほどご紹介したリストを参考に、ご自身で温泉を探してみるのも一興ですが、もっと手軽に探したい方に向けて“旅の入り口”として私も大好きなオススメの温泉をいくつかご紹介します。幅広い泉質と併せて、おすすめポイントも記載しましたので、温泉選びの参考にどうぞ!

初めてにもオススメの温泉ピックアップ
温泉名 エリア 形態 泉質 おすすめポイント
海門寺温泉[6] 別府 市営‐ジモ泉 炭酸水素塩泉 別府駅から徒歩5分の好アクセス!
あつ湯・ぬる湯の温度別浴槽+シャワー有で安心
竹瓦温泉[2] 別府 市営‐ジモ泉 男湯:塩化物・炭酸水素塩泉
女湯:炭酸水素塩泉
明治創業で別府温泉を象徴する温泉の一つで、ユニークな”砂湯”も楽しい。
温泉は湯船だけのシンプル設備+湯温は高めで別府典型スタイル
ひょうたん温泉[3] 鉄輪 民営‐温泉施設 塩化物泉 地獄蒸し体験や多彩な浴槽が魅力。一日ゆっくりできます
湯屋えびす[4] 明礬 民営‐旅館 硫黄泉&単純温泉 明礬温泉らしい硫黄泉と、さっぱりする単純温泉の両方を楽しめます。
硫黄泉の後に単純温泉で仕上げれば湯巡りも快適です。
杉乃井パレス 棚湯[7] 観海寺 民営‐ホテル 塩化物・硫酸塩泉 観海寺温泉でも随一の眺望を楽しめる大露天風呂が魅力。
天気が良ければ四国まで見渡せます!
浜脇温泉[5] 浜脇 市営‐ジモ泉 単純泉 広々したジモ泉でゆったりリラックスできます。
隣には湯都ぴあ浜脇という温泉健康施設も!

竹瓦温泉のエントランス

更にどっぷり、八十八湯めぐりはいかが?

別府の温泉に魅了されたら、別府八湯88湯の湯めぐり旅を深めるのもおすすめです。長い道のりですが、スタンプラリーで温泉記録を残せるのは旅の思い出にもピッタリ。
別府八湯温泉道の名人認定証とスタンプカード
湯巡りの中でローカルなジモ泉で地元の方との会話が生まれたり、道中で偶然見つけた穴場に感動したりと、“温泉”を中心にして一気に旅の奥行きが広がります。

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いかがでしたでしょうか。この記事が皆さんの別府温泉旅行計画の参考になれば幸いです!

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参考ページ

  1. 別府八湯温泉道の公式サイト
  2. 別府八湯温泉道の「竹瓦温泉」紹介ページ
  3. ひょうたん温泉の公式サイト
  4. 湯屋えびすの公式サイト
  5. 別府八湯温泉道の「浜脇温泉」紹介ページ
  6. 別府八湯温泉道の「海門寺温泉」紹介ページ
  7. 杉乃井パレスの公式サイト

プロフィール

とっち

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  • 関東在住のIT関係の会社員男
  • 総合旅行業務取扱管理者資格所持
  • 休み、ワーケーション、仕事帰り…隙あらば、ふらっと出かけます
  • 旅の信条は、リーズナブルに快適・満足な旅にすること
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