九州で見つけるオススメ日帰り温泉と名湯の探し方

2025/8/8　 2025/9/23

九州で泉質重視の”本物の温泉”のオススメと探し方解説！　指宿や雲仙、別府、湯布院などの有名温泉地に加え、穴場のオススメ名湯と見つけ方を九州温泉道の最高位「泉人」が解説！

泉質にこだわった温泉を手軽に探すコツ

九州各地の名湯をまとめた九州温泉道

温泉は泉質でもエリアでも調べられる

旅先近くの名湯を探したり、温泉地から旅先を決めても！

泉人が選ぶ、初手にオススメの温泉地

外せない”有名どころ”の温泉地解説

ユニークな砂蒸し風呂や天然の炭酸泉も

更にディープに、八十八湯めぐりはいかが？

九州温泉道で泉人を目指す！？

泉質にこだわった温泉を手軽に探すコツ

「日々のリフレッシュに、次の旅先どこに行こう…」そんな旅の計画に迷ったとき、九州の温泉はいかがでしょうか？　豊かな自然に囲まれた九州には、泉質の優れた名湯が各県に数多くあります。
一方で、どの地域の温泉が良い温泉なのか…温泉地は決めたけどどこがオススメの温泉だろう…といった場所選びの悩みも多いですよね。

この記事では、九州で泉質にこだわった本格派の温泉をまとめた「九州温泉道」を活用した名湯の探し方を解説するとともに、実際に九州温泉道で88湯を踏破した最高段位“泉人”が、オススメの温泉と楽しみ方を日帰り温泉の観点で解説します。

手軽＆オススメな温泉の選び方

この記事のメインテーマ「九州の名湯温泉の探し方」ですが、”九州温泉道”の対象施設から選ぶと手軽＆間違いありません！

九州温泉道って何？

「九州温泉道」は、数ある九州の温泉から「ホンモノ」にこだわって選定された100を超える温泉から88湯をめぐり、温泉の道を極めるスタンプラリー形式のイベントです。88湯巡ると”泉人（せんにん）”として認定され、私も泉人の一人です。

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対象の温泉が公式サイト[1]に掲載されており、泉質重視で選ばれた施設の数々は温泉として一級品です！
さらに、県別で調べたり、「炭酸水素泉（＝美人の湯）」や「硫黄泉」などのこだわりの泉質でフィルターをかけて探したり、テーマ別の検索もできるため、旅の計画に重宝します。
「旅先近くでいい湯に浸かりたい」「泉質にこだわって旅のエリアを選びたい」そんな希望もすぐ叶います。
九州温泉道のパンフレットと御湯印帳
公式サイト[1]では、一覧や地図も掲載されたパンフレットもダウンロードできます。

旅先近くの名湯を探したり、温泉地から旅先を決めても！

対象の温泉だけで100以上、泉質も九州にあるほとんどの泉質を網羅しているため、観光のプランを立てたついでに近くの温泉を探すのも良し、気になる温泉を目的地に旅程を考えるも良し、温泉リストは旅のスタイルに合わせて活用できるのが魅力です。
別府駅前の手湯
例えば私の場合、熊本・阿蘇観光をメインに観光列車を楽しみながら、阿蘇山麓の硫黄香る温泉でのんびり浸かったり、砂蒸しの指宿温泉をゴールに、鹿児島で駅弁やグルメを楽しむ旅もを組んで見たり…旅のプランは温泉次第でいくらでも豊かになります。

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泉人が選ぶ、初手にオススメの温泉地

名湯をご自身で探してみるのも一興ですが、もっと手軽に探したい方に向けて“旅の入り口”として私も大好きなオススメの温泉地と温泉施設を紹介します。

外せない定番の有名温泉地

まずは定番の温泉地「別府」「湯布院」「雲仙」からオススメ施設を３つご紹介します。
いずれもアクセスがよく施設も整っており、初めてでも満足度が高い名湯ばかりです。

温泉地

別府温泉（大分県）
特徴

源泉数・湧出量ともに日本一。共同浴場から高級旅館まで充実し、観光地としても魅力満点。
オススメの温泉施設

初めて行くなら「ひょうたん温泉[2]」がオススメ。別府温泉の豊富な湯量を体感できる一方で、スーパー銭湯のような気軽さも魅力です。
また、少しディープいくなら代表的な共同浴場「竹瓦温泉[3]」をぜひ。唐破風造の豪華な屋根をもつ外観は別府温泉のシンボル的な存在です。別府定番の温泉(浴槽＋あつ湯)に加え、砂湯も楽しむことができます！
別府特化で温泉を探すなら、こちらの記事も併せてご覧ください！
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温泉地

湯布院温泉（大分県）
特徴

別府からもほど近い高原の温泉地です。福岡方面から観光列車を利用してアクセスするプランもオススメ。
オススメの温泉施設

別府駅を起点に少し高台に上った先の「温泉保養集落束の間[4]」がオススメ。由布岳を望む広々とした開放的な大露天風呂が絶景で癒されます。
博多方面からの観光列車の旅に、こちらもぜひご覧ください！
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温泉地

雲仙温泉（長崎県）
特徴

硫黄の香り漂う湯治の郷はゆったり過ごせるホテルも多数。雲仙地獄の散策路もセットで楽しめます。
オススメの温泉施設

「雲仙小地獄温泉館[6]」は典型的な硫黄泉で、レトロな建屋と相まってTHE温泉気分を味わえます。

※温泉道対象の施設は変わることがありますので、最新の情報をご確認ください。

個性的な泉質も旅の楽しみ

定番温泉と併せておすすめしたいのが、個性的な泉質を持つ温泉です。日本でも数少ない泉質にもせっかくなら足を伸ばして全身で味わってみませんか？

温泉地

【砂むし】指宿温泉（鹿児島県）
特徴

海沿いで楽しむ砂むし温泉が名物。南国みのある非日常感とデトックス効果が魅力で、観光列車と合わせた旅プランもオススメ。
オススメの温泉施設

定番の砂蒸し温泉「砂むし会館『砂楽』[5]」にぜひ。あいにくの天気でも屋根付きで快適に楽しめるため、プランに組みやすい点も魅力です。

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温泉地

【炭酸泉】長湯温泉（大分県）
特徴

日本では珍しい天然の炭酸泉の聖地ともいえる温泉です。ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、泡が体につくのがユニーク。
オススメの温泉施設

ラムネ温泉館[7]：長湯温泉で定番の施設です。露天湯でゆったり炭酸浴。

温泉地

【モール泉】吉松温泉（鹿児島県）
特徴

モール泉では北海道の十勝川温泉が有名ですが、九州にも点在しており、吉松温泉は有名な温泉地の一つ。”モール泉”は正式な泉質名ではなく、ここの泉質は炭酸水素塩泉ですが、ユニークな茶褐色の泉色と香りがクセになります。
オススメの温泉施設

鶴丸温泉[8]：熱めのお湯で源泉かけ流し！　JRの鶴丸駅から歩いてすぐの好立地です（ローカル線で本数は多くない点に注意）。

温泉地

【放射能線】熊の川温泉（佐賀県）
特徴

鳥取の三朝温泉をはじめ、日本でも数えるほどしか存在しない珍しい放射能線が楽しめる温泉地です。
オススメの温泉施設

温泉館湯招花[9]：落ち着いた広々とした温泉では、豊富な湯量にうっとりできます。

温泉地

【酸性泉】塚原温泉（大分県）
特徴

日本随一の酸性度（pH1台！）と鉄分量を誇る温泉は入浴の価値アリ！
オススメの温泉施設

火口乃泉[10]：pHに現れる酸っぱい温泉は湯布院と別府の中間地点にあり、車があれば双方からドライブにもオススメです。酸性が強いので、肌の弱い方や湯あたりにはご注意を。